さんかくのてっぺん

直後。ボロボロ涙が溢れて。
私は腹上に液状の愛を震わせたまま、わんわん泣いた。
すっごい気持ちよくてなにこれヤバくねーー!って感動して出た涙と、
あ、こんなに感じちゃうくらい好きになりすぎてんだ、好きすぎる!っていう涙と、
なのになんなんだろこの関係、彼女でもないし、なんなのこれ、虚しい寂しい悲しい・・・って涙
全部混ざって、二人して果てるのと同時に溢れ出したってわけ。


びっくりした男は「どしたー?」とうろたえる。
わたし涙目で答える「すきになりすぎてどうしたらいいかわかんない」


・・・暫し沈黙。そしてスルー。

ポンポン、と宥めるように私の頭を軽くたたいてカラダを翻し、枕元に手を伸ばす
そんな姿をぼんやり眺めてたら、自然と涙も乾いてた。




     はいはい。




でも本当に、感動するくらい気持ちよかったんだ。(ノンアルコールで。ノン・・で。
だから私は忘れないよ。
もしもダフト行ってたとしても、こんなに感動出来なかったかもなー。
なんて、ティッシュで腹を拭いながら思った。